新しい試み2
NEW ATTEMPT 2
帆布の可能性を広げる

帆船、トラックの幌、ワークウエア、バッグ、インテリアなど私たちの織る帆布はそれぞれの時代で色々なに形に変化し愛され続けてきました。シンプルな織物だからこそ無限に広がる可能性。ファクトリーブランドを展開していく中でデザイナーさんとの出会いがあり、新しい帆布の可能性を広げています。


美しい発色と撥水性も兼ね備えた
定番コレクション

帆布の糸を細い幅で織り、それをさらに
織り込む事で他にはない新たな織物の開発

厚地の帆布を生かして
レザーの型押し手法を再現

型押し手法による
素材の表情
デザイナーとの取り組み
NEW ATTEMPT 2
坂梨カズ|クリエイティブディレクター
デザイナーのひとり坂梨カズさんとの取り組みでは「まるで織られたレザー」をキーワードにものづくりを進めています。今までの帆布製品にはない美しい発色、きれいなラインを出す為のデザインと縫製、レザーに匹敵するような素材感を織りや加工で表現する、など帆布のイメージを覆すような発想で商品を生み出しています。

PROFILE
エディトリアル、アドバタイジングデザインからキャリアをスタートし、ファッション・ビューティー専門誌の編集長を歴任。その後も、ラグジュアリーブランド等のデザインやプロデュースを手掛けながら、TAKEYARI since.1888のクリエイティブディレクターに就任した。

こんな風に取り組んでいます
常に、タケヤリならではの技術、他にはできない技術を追求しております。
良い意味で、裏切るアイデア。常識に捕われず、あっと驚くモノづくり。
そして、環境面にも配慮し持続可能なモノづくりを目指しております。

こんな風に広がっていくといいな
ファッションブランドだけでなく、
様々な業界で帆布生地が活用されることを目指しております。

次の時代に向けて新しい着想
NEW ATTEMPT 1
岡部恭子|バッグデザイナー
新しくデザインに加わった岡部恭子さんは工場を見学した際に生地が織られる風景を目の当たりにし、捨ててしまう耳端を商品に使えないか、と着想を得ました。部分的にフリンジ素材として使う事で新しい見え方の商品に生まれ変わっていきます。他にも8号帆布で作るツイード調の生地や色糸を使い変化をつけた柄物など、今までの帆布ではあまり見る事のない新しい織物を使ったものづくりを進めています。

PROFILE
ファッションの専門学校でブランド企画、MDを学んだ後、メンズファッションブランドのショップに勤務。後にレディースのバッグメーカーに12年勤務したのち2014年に独立。その後はフリーランスとして企業と契約し、ブランドを立ち上げたり、ディレクションなどを行う。

こんな風に取り組んでいます
タケヤリの、既存のバッグブランドやラインを念頭に置いて、新しいお客様への窓口になるようなラインの展開をしていきたいと考えています。カジュアルなトートバックというイメージが大きいキャンバスですが、オフィスに持っていけたり、ハイヒールに合わせられたり、休日のおでかけなど、女性の様々なスタイルをイメージして本社チームの方々と意見を交換しながらつくっています。

また、工場ならではの端材や、岡山で作られている異素材と組み合わせたり、刺し子や意匠糸を使用した生地をつかったり、タケヤリには素晴らしい伝統と技術がありますので、そのチカラをお借りし、地場産業を意識しながらチームで素材選びをしています。

こんな風に広がっていくといいな
巾着やクラッチバッグなど、遊び心のある小さめのバッグをロープライスで展開していますので、そのようなアイテムを窓口に、タケヤリが展開する様々なトートバックなどを手にとっていただけたらと思っています。 また、トートバックはショルダーやポーチを自由に組み合わせ、お気に入りのトートバックセットのようなものをお客様自身でコーディネートできるように展開しています。

ファッション性のあるもの、機能的なものなど今後もカスタマイズを楽しめるようなアイテムを増やしていけたらと思います。今はバッグを中心に展開していますが、何よりもタケヤリの素材と伝統ある技術をもっと広めていきたいと考えています。それによって、若い職人さんが増えたり、地域の伝統技術が守れたりできたらなあと思うので、多々あるタケヤリブランドの間口をさらに広くし、多くの方にタケヤリを知っていただきたいと思っています。

生地を織る際に出る糸のフリンジを
使えるように縫製方法を検討中

8号帆布の経糸を共通にし
緯糸に色糸や意匠糸を織り込む事で
まったく新しい柄物の帆布を生み出します

タケヤリにしかできない織物や新しい加工方法などは今までの帆布にはない新たな表情があります。デザイナーさんとの取り組みで商品自体がタケヤリで出来る可能性を発信できるキャンバスのような役割があります。次の時代に向けて新しい着想のものづくりを一緒に進めています。