準備工程エリア【1F】
■【合糸・撚糸】作業
帆布は、原糸を数本合わせて撚り、一本の糸に加工したものを平織りにしていきます。帆布の厚さは合わせる糸の本数と撚り合わせる密度によって決まります。 このエリアでは合糸(糸を合わせる)、撚糸(合わせた糸を撚る)を行っています。1本のロールが終わると素早く次のロールの糸を結びます。 結び目をいかに小さくできるかで仕上がりの美しさに差が出ます。 |
合糸した糸に「撚り」をかけることで糸の強度が増し、毛羽だちにくくなります。 |
■【整経】作業
たて糸(経糸)を織機用に整える作業です。1200本から2000本のたて糸を織機に載せる巨大ロールに巻き直していきます。準備工程エリア【2F】
■【糊付け】作業
帆布の用途によって、たて糸に糊付けをしていきます。整経後の巨大ロールを糊付けラインに配置し、糸を糊付け機に通します。@ロールから再度糸を引き出し… |
A2階の糊付け機へ… |
B乾燥させて… |
C再びロールへ |
第一工場/製織エリア(シャットル織機)
■【シャットル織機による製織】作業
シャットル織機とは、手機織りの作業をそのまま機械化した原始的な織機。ビンテージデニムもこの機械で織られています。この機械は現在では生産されておらず、現存するものは世界でも限られています。準備エリアで用意した、たて糸のロールをセットして、織っていきます。当社には26台のシャットル織機が現役で活躍しています。 |
よこ糸がセットされた「杼(ひ)=シャットル」が往復しながら帆布を織り上げていきます。 |
第二工場/製織エリア(レピア・エアーゼット・スルーザー織機)
■【最新鋭織機による製織】作業
帆布専門メーカーだからこその設備群。アパレル用・産業用・工業用などあらゆるニーズにお応えできる設備を構えています。スルーザー織機10台 |
エアージェット織機 5台 |
レピア織機 11台 |
検査エリア
■【流し検反】作業
明かりで透かしながら、キズがないかをチェックしていきます。■【仕上げ】作業
流し検反でチェックの入った箇所を再度見直し、必要なものは修復していきます。すべての製品で厳しい検査を行い、クリアしたものだけが一級品として認められるのです。この厳しい検査がmade in Japanならではのクオリティを生み出しています。製品置き場
■製品保管エリア
畳み機にかけ、1mごとに畳んで保管します。▲ページのトップへ